自作PCやりました。
i7 8700K+1080ti←(執筆時点で米尼から届いてない)
超ありきたりな構成なので、ベンチとかわざわざ載せません。ぐぐれ
今回の自作では、ただひたすら自分の欲しいパーツを組むというモットーで(もはやモットーと言うには適当過ぎる信条ではある)パーツを選びました。CPUクーラーで選んだのは、この記事のタイトルにもあるNZXTの「KRAKEN X62」である。こいつの話をしたい。
そもそものKRAKENシリーズを簡単に説明すると、簡易水冷式のCPUクーラーである。
簡易水冷なんて他のメーカーにもたくさんあるが、KRAKENシリーズの特徴はなんといっても、とても美しく光るLEDリングとインフィニティーミラーである。(私はここに惚れてしまった)性能と同時に美しさも兼ね備えた最強(?)のCPUクーラーである。
KRAKENシリーズで現行発売されている型は、X42 X52 X62の3種がある。2桁の数字の1桁目は、n+1代目を表している(つまり現行は3代目)。2桁目はラジエーターのサイズを表している)数字が大きくなるほど、ラジエーターも大きくなる)。筆者はぶっちゃけ頭が悪いので「大きいほど性能がいいに決まってんだろ」と1番大きなX62を購入、一応間違ってはいない(はず)なのだが…
組み立て時、問題が発生してしまった。クリアランスの問題だ。
この写真、自作PCに慣れている方ならわかると思うが、CPU電源の写真だ。(MB上部の8PINの接続端子)その上に見えるNZXTのファンが、ラジエーターとラジエーターファンだ。
わかりにくいが、実は電源のケーブルとラジエーターファンが干渉している(一応刺さることには刺さる)
これがもしX52ならば、ラジエーターの幅が2cm狭まり、手前に寄る(MBから遠ざかる)ことになる。そうなったら干渉はしないし、その隙間から裏配線へ伸ばすこともできる。
もう1つ問題(?)があった。デッドスペースが発生することだ。
写真が荒く、少し見にくい(醜い)が、PCケース上部の写真だ。このケースは、12cmのファンが3個取り付け可能なスペースが確保されている。そこに14cmのファンをつけようとすると、ファンが取り付けられない空間が発生してしまう。まあこんなもん気にしなければどうでもいいものなのだが、この空間がもったいないとは思ってしまう。
ここまで書いておいて、じゃあX62がゴミの産業廃棄物かと言えば、別にそういうことではない。
ファンの計が大きいということは、低回転で強い風が出せるということになる。ゲーム中のCPUの温度が上がっているシーンでも、低回転で回りながらもしっかり冷やしてくれるので音がぜんぜん気にならない。(しかしケースファンが12cmなので結局は聞こえてしまう)
ていうか、なんでこんな半端な設計なんだよと思ってすこし考えてみたら、5インチベイのあるケースのフロントにつけるのに最適なサイズであることが分かった。フロントに設置なら、クリアランスの問題もないし、空き空間が発生する部分は5インチベイがある。5インチベイが2個あるPCでフロントに設置するのなら、X62は最適なサイズなのである。
つまり、ぼくのようにケース上部に設置する人は、X52が最適なのだ。
高くて大きいからなんて安直な理由でX62を選ぼうと考えている人は、一度踏みとどまり、本当にX62でいいのかを、僕のようにならないためにも少し考えて見てほしい。